東北に住むK子と知り合ったのは、ある出会い系サイトでだった。落ち着いた雰囲気の自己紹介文に惹かれ、こちらからメールを出した。年齢が同じだったことも、彼女を選んだ理由だ。 彼女とメールで話すのは楽しかった。趣味があった、ということだろうか。関心を持っていること、本や音楽のこと、家庭のこと、人生のこと。メールでの会話ははずんだ。二人とも結婚していた。夫婦というものが、完全なものではないという事を二人とも理解していた。その満たされない部分を与えてくれる相手として、互いを認め始めていた。知り合ってから何ヶ月か経ってから、はじめてK子と会った。彼女は新幹線で東京までやってきた。駅のホームで互いのことがわかったときの喜びは忘れがたい。ベージュのコートを着たその姿には、その年齢にならなければ持ち得ない、女の魅力があった。カウンターで寿司を食べながら、彼女と話す。何百通ものメールのやり取りしてきた人だから、その人の内面はよく知っているのに、初対面という不思議。彼女の希望でお台場に。雨で景色はけぶっていた。観覧車の中で手を握ると、K子は握り返しながらもうつむいた。そのようすがいとしく、彼女を強く抱き寄せ、くちづけをした。おとな同士だから、くちづけのしかたはよく知っている。最初はくちびるだけで、次には舌をからませて。腰を抱いていた手を彼女の胸へとゆっくりと移動する。コートの中の淡色のセーターは、胸の部分が大きく突き出している。そのふくらみを下から持ち上げるように手で包むと、彼女が深く息をした。くちづけをしたまま胸の愛撫を続ける。彼女の手をつかみ、ペニスへと導くと、ズボンの上からでもはっきりと形の分かるそれをさすってくれた。重ね合わせたくちびるの、なかでは舌を激しく絡ませあったまま。 観覧車が一周する時間は短かすぎた。二人はすぐに都心のホテルへと移動し、密室で観覧車の続きを行う。くちづけを繰り返しながら、互いの服を脱がせる。彼女の下着姿に息を呑んだ。白い肌、黒い下着、突き出した胸、幅の広い腰。彼女は微笑んで、「きて」と言った。 彼女に襲いかかり下着をはぎとる。やわらかい肌の感触、彼女の切なげな声をしばし堪能してから足を開くと、そこは十分な潤いを得ていた。そして夫のとは別のものを彼女の中へと差し入れる。それは彼女を女として認める最大の行為であり、彼女が私を男として認める最大の行為でもある。私がペニスを彼女の奥深くへ送りこむごとに、彼女は女であることを、私は男であることを、再認識する。 「すてきよ」とK子は繰り返し叫んだ。腰の動きをしだいに速めると、彼女の胸が私の目の前で激しく動く。「すてきよ」の繰り返しはやがて言葉にならない叫びとなり、その激しさの頂点で、私は彼女の白い腹のうえに熱い液体をぶちまけた。
東北に住むK子と知り合ったのは、ある出会い系サイトでだった。
落ち着いた雰囲気の自己紹介文に惹かれ、こちらからメールを出した。
年齢が同じだったことも、彼女を選んだ理由だ。
彼女とメールで話すのは楽しかった。
趣味があった、ということだろうか。
関心を持っていること、本や音楽のこと、家庭のこと、人生のこと。
メールでの会話ははずんだ。
二人とも結婚していた。
夫婦というものが、完全なものではないという事を二人とも理解していた。
その満たされない部分を与えてくれる相手として、互いを認め始めていた。
知り合ってから何ヶ月か経ってから、はじめてK子と会った。
彼女は新幹線で東京までやってきた。
駅のホームで互いのことがわかったときの喜びは忘れがたい。
ベージュのコートを着たその姿には、その年齢にならなければ持ち得ない、女の魅力があった。
カウンターで寿司を食べながら、彼女と話す。
何百通ものメールのやり取りしてきた人だから、その人の内面はよく知っているのに、初対面という不思議。
彼女の希望でお台場に。
雨で景色はけぶっていた。
観覧車の中で手を握ると、K子は握り返しながらもうつむいた。
そのようすがいとしく、彼女を強く抱き寄せ、くちづけをした。
おとな同士だから、くちづけのしかたはよく知っている。
最初はくちびるだけで、次には舌をからませて。
腰を抱いていた手を彼女の胸へとゆっくりと移動する。
コートの中の淡色のセーターは、胸の部分が大きく突き出している。
そのふくらみを下から持ち上げるように手で包むと、彼女が深く息をした。
くちづけをしたまま胸の愛撫を続ける。
彼女の手をつかみ、ペニスへと導くと、ズボンの上からでもはっきりと形の分かるそれをさすってくれた。
重ね合わせたくちびるの、なかでは舌を激しく絡ませあったまま。
観覧車が一周する時間は短かすぎた。
二人はすぐに都心のホテルへと移動し、密室で観覧車の続きを行う。
くちづけを繰り返しながら、互いの服を脱がせる。
彼女の下着姿に息を呑んだ。
白い肌、黒い下着、突き出した胸、幅の広い腰。
彼女は微笑んで、「きて」と言った。
彼女に襲いかかり下着をはぎとる。
やわらかい肌の感触、彼女の切なげな声をしばし堪能してから足を開くと、そこは十分な潤いを得ていた。
そして夫のとは別のものを彼女の中へと差し入れる。
それは彼女を女として認める最大の行為であり、彼女が私を男として認める最大の行為でもある。
私がペニスを彼女の奥深くへ送りこむごとに、彼女は女であることを、私は男であることを、再認識する。
「すてきよ」とK子は繰り返し叫んだ。
腰の動きをしだいに速めると、彼女の胸が私の目の前で激しく動く。
「すてきよ」の繰り返しはやがて言葉にならない叫びとなり、その激しさの頂点で、私は彼女の白い腹のうえに熱い液体をぶちまけた。